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CE2019/02/25 JST 作成
CE2026/01/30 JST 最終更新
蛭川立

解題『彼岸の時間』第4章・第10章

hirukawalaboratory.hatenablog.jp

hirukawalaboratory.hatenablog.jp

承前。

『彼岸の時間』の第4章と第10章は、1990年代に沖縄本島でシャーマニズムの調査を行ったときに考えたことを中心に書いた章だが、短い章に複数の内容を詰め込んでいて、矛盾する内容も含まれており、もうすこし字数を補い、整理する必要があると思う。

これらの章のテーマはシャーマニズムだが、生物学的、心理学的、社会学的なアプローチから重層的に論じられている。

祭司とシャーマン

社会人類学的な視点からは、公的な祭司と私的なシャーマンの分化、それらが男性と女性というジェンダーの権力関係にも対応しているということを論じている。宗教的職能者が分化していくプロセスで、祭司が政治権力と結びつき、私的・女性的な領域を扱うようになったシャーマンが弾圧されたのは不当であるという記述は事実の片面にすぎないといえよう。シャーマニズムが祭司宗教として洗練されていった一方で、シャーマニズムや、その現代版である新宗教が反社会的な性質を帯びるようになったのも事実だからである。

ジェンダーに関する議論で沖縄をテーマにしたのは、混乱を招くことになっている。沖縄と、その原型であろう古代の日本では、私的なシャーマン(ユタ、カンカカリャー)だけでなく、公的な祭司(ノロ、カミンチュ)も、もっぱら女性であり、日本列島に特徴的な文化としてまた別に論じる必要がある。

南島イデオロギー

沖縄だけが特別だというナイチャー(内地人)の「沖縄病」はオリエンタリズムなのかもしれない、ということは『精神の星座』にも自己批判的に書いたことではあるが、ある程度は主観やステレオタイプを抑えた客観的・量的なエビデンスは示すことができる。

hirukawa-notes.hatenablog.jp

たとえば、Big5(主要五因子)のようなパーソナリティの都道府県別の分析がある。都道府県別だと都市部と村落との差が埋もれてしまうが、南北など大きな地理的な分布は示すことができる。東京などの首都圏と北海道は外向性の高い異質な集団という傾向があり、地域ごとの分析にはなじまない。日本人的=内向的で神経症的なのは、東北地方や日本海側に多く、北東北地方に典型的に見られるのに対し、その反対が太平洋側で、その典型が南島である沖縄県で、外向的で神経症傾向も低く、協調性も高く、日本人のステレオタイプからは遠い。地域としての個性が強いと思われがちな大阪府や京都府はそれほど特異なパターンを示さない。

沖縄には、本土では忘れ去られた古代の文化が息づいている、という南島イデオロギーについても裏付けのある議論が必要だが、これは遺伝学と言語学の進歩によって定量的に位置づけることができるようになってきた。日本本土に対する沖縄・琉球は、韓半島に対する済州島、ジャワ島に対するバリ島に似ている。あるいはイングランドから見たアイルランド、さらにはインドに対するオリエンタリズムなど、同じような構造を持った他地域とも比較しながら行うことができる。

南島オリエンタリズムを扇動したかのように語られる柳田国男が、日本の原郷として、北の岩手、南の沖縄に注目したのは、いずれも縄文的な基層文化を持っているという点で興味深い。辺境に古い文化が残されるというのは世界の各地で平行して起こった現象であり、たとえば韓半島に対する南島である済州島がそうであるし、そもそも赤道地帯にあって南北の気候の差異が意味を持たないジャワ島とバリ島が、それぞれ日本本土と沖縄のような関係にあり、にもかかわらずバリ島のほうが熱帯の楽園として観光化されてきたという歴史とも重なるところがある。

霊力の由来

「サイ」と呼ばれる超常的な力については、それを物理学的実体としてとらえ、古典力学的な局所性で説明できない現象については量子力学の非局所性を援用して説明できたかのような議論が流行しているふしもあるが、物理現象と心理現象はレイヤーの違う問題として論じられなければならない。

たとえば「妹の力」においては、女性の黒髪が呪物(フェティッシュ)とされる。しかし、毛髪という物体自体が磁石のように磁荷を帯びていて、周囲に霊的な磁場を形成しているというモデルは、呪物を物理的実体と見なす誤りをおかしているように思われる。呪物は実体ではなく、文化に依存する象徴だからである。

ある特定の女性の毛髪が持つ呪力は、特別な関係にある男性にしか効力をもたらさないし、それは実体というよりはプラセボという象徴的効果である。効力を持つ対象も時代によって、兄弟から夫(あるいは男性の恋人)へと変化してきた。(古代の日本においては兄弟・姉妹間での近親婚が行われていた可能性もある)。

呪物の呪力の場は、物理的な距離ではなく、心理的な距離の近さに依存する。「姉妹の頭髪を所持していたら戦争に行っても弾に当たらない」という信念は、物理的に不可能だという理由で、ア・プリオリに否定するべきではないが、それは実験的に反証可能な仮説が立てられないという理由で、論理的な思考の対象外となる。

とはいえ「妹の力」といった観念がすべて実証科学の範疇にはないわけではない。文中では「危機テレパシー」のような事例も紹介したが、これはテレパシーという超心理学的な概念として扱うことができる。ただし、それはむしろ象徴的な共時性によって解釈されるべきものであろう。たしかにガンツフェルト法などの実験によって統計的に有意な結果は得られているかもしれないが、その効果は、物理的距離によって減衰するのではなく、心理的距離によって減衰するからである。


(この段落の記事は以下のURLに移動しました。) hirukawa.hateblo.jp

「死と再生」の神経科学

シャーマンのイニシエーションとしての巫病を「死と再生」の体験としてとらえるとき、そのプロセスで起こる神秘体験は、臨死体験と同様、脳内でサイケデリックスが分泌されるという神経科学的なモデルを考えることができる。かつてはケタミン仮説が有力だったが、現在ではDMT仮説が有力である。


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  • CE2026/01/30 JST 作成
  • CE2026/03/02 JST 最終更新
    蛭川立

精神展開剤(サイケデリクス)・意識研究関連学会の予定


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「身体と意識」2025年度 期末レポート課題

授業で扱ったような意識体験を2個挙げ、それぞれの現象・体験の概略を記述し、そのメカニズムや意味を論理的に解釈してください。現象・体験の内容と解釈は混ぜて書かずに別個に記述してください。また、解釈については、どのような仮説・学説を用いても、どのような結論になってもかまいませんが、議論が、既存の研究をふまえた上で、論理的に展開されていることを評価します。


特殊な体験だからといって高い評価をすることはありません。日常的な、小さな出来事でもかまいません。たとえば、毎晩寝ているときに見る夢も、幻覚を伴う変性意識状態です。

なお、体験内容については、必ずしも自分が体験したものでなくてもかまいません。他人が体験したものでもかまいませんが、ただし、間接的に聞いた噂話や、本やネットなどで見たことなどは除きます。自分じしんの体験か、他人の体験かは、答案用紙に○をつけて、明記してください。そして、もし、差し障りがなければ、体験した人の、おおよその年齢(体験時の年齢、現在の年齢)、性別、その他、職業や国籍などの属性を書いてください。書きたくない、わからない、という場合は、書かなくても、成績評価とは関係がありません。

このような細かいお願いをするのは、成績評価のためというよりは、むしろ、皆さんに解答してもらった貴重な内容を、ただ試験の答案として眠らせておくのではなく(個人情報は特定できない形で集計し)、分析して研究し、また、来年度以降の授業の題材としてフィードバックするためです。どうかご理解ください。ほんとうは個々の答案にすべてコメントをお返ししたいのですが、受講者数が多いとそういうわけにもいきません。しかし、フィードバックはブログの記事に反映していきますし、今後も自由に閲覧できます。


CE2026/01/25 JST 作成
CE2026/01/25 JST 最終更新
蛭川立

「人類学B」2025年度 期末レポート課題

以下の3問から、2問を選択し、解答してください。いずれも単純な答えの出ない問題ですが、人類学などでの研究成果をふまえていること、議論が論理的に展開されていることを評価します。

【問1】 他の動物とは異なり、人間は葬送儀礼を行います。
たとえば、インドネシアのバリ島では、盛大な火葬儀礼が行われます。死という不幸な出来事に対して、楽しそうに騒ぐのは不謹慎だとも思えます。しかし、バリ島には、死によって、精神が、肉体という物質の制約から解放されるという伝統的な世界観も存在しています。
近年では、葬儀や婚礼などは簡素に行うほうが合理的だという意見が増えていますが、いっぽう、伝統文化や観光資源として受け継がれるべきだという考えもあります。
上記のような議論に対して、あなた自身の考えを論述してください。

【問2】 個人のゲノム(DNAの塩基配列)が、約二万円で読み取れる遺伝子解析サービスが普及しています。
どんな病気になりやすい体質かがわかれば、病気の予防や治療に役立ちます。性格や知能の特性がわかれば、職業選択や、男女間の相性診断にも役立つかもしれません。個々人の民族的なルーツもわかります。たくさんのデータが集まれば、医学の研究にも役立ちます。
しかし、病気や性格などが、遺伝情報だけから、どの程度、予測できるかは、まだ未解明です。予測できたとしても、どういう人生を選ぶかは、個々人の価値観次第でもあります。
このような遺伝子解析サービスは、どこまで普及させるべきでしょうか。あるいは、どのように規制されるべきでしょうか。あなた自身の考えを論述してください。

【問3】 新型コロナウイルスSARS-CoV-2)がどこで発生し、どのように感染を拡大させたのか、その原因はまだ完全に解明されていませんが、中国で食用・薬用とされてきたコウモリ、センザンコウ、タヌキなどの動物からウイルスが人間に感染したという仮説もあります。
漢民族だけではなく、世界各地の文化には、特別な栄養があるわけでもなく、必ずしも美味ではない動物を食べる習慣があります。ブタやウシなど、特定の動物を食べることを禁忌とする文化もあります。科学・医学が進歩しても、こうした伝統文化は受け継がれています。
なぜ文化によって、動物が「食べるもの」と「食べないもの」に分類されるのでしょうか。こうした習慣は改めるべきなのでしょうか。改めるべきだとしたら、何を、どのように変えればいいのでしょうか。あなた自身の考えを論述してください。


CE2026/01/25 JST 作成
CE2026/01/25 JST 最終更新
蛭川立

沖縄の聖地と都市

沖縄におけるアニミズム的聖地であるウタキは、本質的には「御神体」のない、特定の場所にある、何もない空間である。「タケ(山)」という日本語に対応しており、山や、そこにある樹木や岩石が崇拝の対象となることもあるが、ウタキ自体の属性よりも、その地理的配置が問題になる。ウタキの配置は、あるていどは東西、山海などの方角で決まっているが、イギリスで言われるレイラインのような幾何学的な位置関係があるというよりは、共時的な布置というべきものである。

https://shinden.boo.jp/wiki/images/thumb/%E7%90%89%E7%90%83%E9%96%8B%E9%97%A2%E4%B9%9D%E5%BE%A1%E5%B6%BD%E3%83%BB%E6%A8%A1%E5%BC%8F%E5%9B%B3.jpg/500px-%E7%90%89%E7%90%83%E9%96%8B%E9%97%A2%E4%B9%9D%E5%BE%A1%E5%B6%BD%E3%83%BB%E6%A8%A1%E5%BC%8F%E5%9B%B3.jpg
沖縄本島で琉球王国と関連づけられている主な御獄[*1]

御獄巡りをする「ターリムン」は「歩かされる」が、これはシュナイダーのいう作為体験とは異なる。

虎頭山から見下ろした首里(左)から那覇(右)。左端が首里城正殿。春分・秋分のころに太陽は西(イリ)の方角に沈む。

中華の風水思想にもとづいて作られた平安京や鎌倉といった都市は、〈北ー南〉を軸にして設計されているのにたいして、首里・那覇は、〈東ー西〉を軸にして設計されている[*2]

東(アガリ)は太陽が昇ってくる方角であり、西(イリ)は太陽が沈む方角である。那覇を見下ろす首里の丘の背後には、斎場御嶽が、そして久高島がある。

https://longe.jp/wp-content/uploads/2022/09/wordpress_LP_photo1.004-725x420.jpeg
首里・那覇の都市構造の風水的解釈[*3]

中華帝国や日本本土の宮城は「天子南面」つまり王は不動の北極星を背にして立つという意味を持っているが、琉球の王は「てだこ(太陽の子)」であり、太陽が昇ってくる方角(アガリ=東)を背にして立つという対比がある。

From Ayahuasca in South America to Depression in Japan: An Autoethnography during the Rising of Psychedelic Renaissance.

Waring official cloth of low ranking official at the gate of Sunuhyan-Utaki(園比屋武御獄)[*1], one of the most sacred site at Shuri (首里), Okinawa Island(沖縄本島), southwest Japan

蛭川 立(Tatsu Hirukawa)
- Associate professor of anthropology, Meiji University. Tokyo, Japan
- Visiting researcher of National Institute of Mental Health, National Centre of Neurology and Psychiatry. Tokyo, Japan

I have encountered psychedelics twice. Once as an anthropologist, and once as a patient with depression. I am amazed by the unexpected serendipity.

Peru and Brazil

I was born in Japan. I studied evolutionary biology at Kyoto University and ecological anthropology at the University of Tokyo in Japan from 1980s to 1990s, partly because I wanted to know my own ethnic roots.

I was fascinated by the "psychedelic" designs on pottery of Jomon (Japanese Neolithic) period[*2], and found similarities with the patterns of pottery and clothes inspired by ayahuasca-induced visions in the Peruvian Amazon. Both prehistoric Japanese societies and traditional Shipibo-Conibo society of the upper Amazon have been tribal - chiefdom societies with matrilocal residence based on root farming and fishing. While the theory of cultural evolution is now considered outdated, classical anthropology studied primitive societies as a model for prehistoric societies.

From 2000 to 2001, in Peru, I did field research about ayahuasca shamanism in a Shipibo-Conibo village[*3] and also studied acrylic painting under Pablo Amaringo, a mestizo curandero and painter[*4].

From 2004 to 2005, in Brazil, I was a visiting researcher of psychology at Campus Universitário Bezerra de Menezes in Curitiba, Parana[*5], where I encountered Santo Daime[*6], the modernization of ayahuasca use in urban areas.

I had many visions taking ayahuasca. There were two most impressive experiences. First, I saw a landscape in ancient Japan, maybe one or two thousand years ago. I was a low rank fallen aristocrat working in the government office, studying astronomy and writing love poems.

Second, I experienced my own death, and then I met a spirit in the world of light where the dead ancestors live. The spirit told me in Japanese, "It's not time for you to die. Go back to the human world. Tell this world to humans." The indigenous shamans in Peru did not interpret the meaning of my vision.

Like many near-death experiencers, the experience completely reset my view of life and death.

Depression

In 2004, I returned to Japan and became an associate professor of anthropology at Meiji University in Tokyo. Unfortunately, since around 2017, I've been suffering from chronic depression. I couldn't go out to field research.

Depression and suicide are "national diseases" in Japan. The melancholic type of personality (Typus. Melancholicus) that values ​​​​industriousness and self-sacrifice is popular among Japanese. In East Asian Mongoloid populations, there are many genetic mutations that tend to lower serotonin levels like the gene codes 5-HTT.

In the 2000s, newly developed antidepressants market such as SSRIs became popular in Japan but their effect is insufficient.

In 2017, I spent my "vacation" in a psychiatric hospital for 3 months. Living with patients with mental illnesses was a valuable opportunity for participant observation for me, as I was no longer able to travel overseas for research.

Psychedelic Renaissance

In 2019, a university student in Kyoto was arrested for attempting to self-treat his depression and suicide idealization with a cup of tea made from acacia confusa containing DMT, and a man who provided the plant to the student was accused. The trial has been pending for 7 years[*7][*8].

Psychedelic research in Japan can be traced back to researches on ergot alkaloids during World War II. However, the research of experimental psychosis and experimental aesthetics using "psychotomimetic drugs" ended around 1960. Western "psychedelic culture" was imported to Japan after the 1960s, but it did not growth in the context of Japanese culture.

In these years, the 2020s, psychedelic renaissance imported to Japan. Clinical trial on ketamine and psilocybin has began, primarily for major depression.

As a patient with treatment-resistant depression, from 2023 to 2025, I experienced psychedelic therapy at a ketamine clinic in Tokyo and a psilocybin service in Oregon, US[*9]. I experienced the rapid antidepressant effects of psychedelics, even if the effects last only a few weeks, and have personally understood the meaning of the psychedelic renaissance. I am lucky to become depression.

Shamanism in Japan

Even if shamanism is universal culture of Homo sapiens, the arts to alter states of consciousness are vary by region. The technology of using psychedelic plants developed mainly in Central and South America, predating Western neuropharmacology.

Japan has long tradition of spirit possession. Since the Medieval era, both indigenous shamanism and Buddhism from India have been changed into the worship to ancestors. In 1990s, I did field research on shamanism and mental disorders in Okinawa, southwest islands in Japan. Folk religion in Okinawan islands keep religious tradition in mainland Japan before Buddhism.

Typically, middle-aged [wo]men, due to stress or trauma from family or health problem, suddenly experience acute dissociative psychotic episodes usually with mythical visions for months. This episode different from major depression or PTSD, even schizophrenia as defined by the DSM of American Psychiatric Association.

Elder shamans interpret the episodes as sprit possession and teach to possessed person how to make a pilgrimage among sacred sites. Through symbolic death and rebirth experiences, patients recover instead of committing suicide. Usually, after that, they become shamans.

Japanese animism is polytheistic but not idolatrous. Sacred sites are symbolically marked spaces. Rocks or trees are often the objects of worship. However, symbolic meaning of sacred sites are not the "power" of each site itself, but rather the "emic" structures among the sacred sites and the order of pilgrimage. By making pilgrimage among sacred sites in order, individuals re-experience myths.

After the ketamine and psilocybin treatment, in 2025, I returned to Okinawa and restarted my field research, which is the pilgrimage to reconstruct my own personal myth than an academic research. Walking around sacred sites helps me re-connect with my collective unconsciousness, with the land of my ancestors.

Even I still haven't recovered from my depression. This ritual process can be interpreted as an "integration" process after psychedelic treatments for depression and PTSD in modern psychiatric hospital.

Endogenous Ayahuasca?

In Near-Death Experiences, it has been discovered that endogenous DMT, which has neuroprotective effect, is biosynthesized in the brain during life-threatening stress[*10].

Shamanic initiation and ascetic practices of Buddhism are also experiences of death and rebirth. There is a Zen question in tea ceremony: "茶禅一味:Tea and Zen are of one taste (drinking tea has the same effect as meditating)". The discovery of endogenous DMT suggests integrative understanding between of psychedelics like ayahuasca, shamanic and meditative experiences from the viewpoints both of biological psychiatry and cultural anthropology.


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This article is based on an oral presentation given at Meiji University on 27 Feb. 2026, but is currently being revised. Many of the linked articles are in Japanese, but please try using machine translation such as Google Translate.


25/12/2025 First Edition
27/02/2026 Last Updated