超心理学と懐疑論
講義日程とブログへの記事を補足する講義用のメモです。記事へのリンクが交錯してしまっていますが、それを整理するためのメモでもあります。 「不思議現象」というのは石川幹人先生から引き継いだお題ですが、超常現象とか、超心理現象とかいう意味合いです…
hirukawa.hateblo.jp 承前。先週はスプーン曲げ騒動に巻き込まれた清田さんのお話をしましたが、森達也さんの『職業欄はエスパー』のDVDですが、探していたものが出てきましたので、清田さんがスプーンを折る部分をすこしだけお目にかけます。 それから、超…
ー 日本における医療用アヤワスカ・アナログをめぐる裁判事例を中心に ー 2024年2月25日に日本心霊科学協会で行った講演の資料です。今までにこの蛭川研究室ブログにアップしてきた記事へのリンク集です。 近況報告 発表資料 京都DMT茶会裁判 アマゾン先住民…
不思議現象の心理学という不思議なタイトルの授業も、今回が最終回になります。思い出してみれば私も大学生のころは、試験の情報を入手するために、授業の最終回だけは出席しよう、などと都合のいいことを考えていたものですが、さて、今年度も混乱がありま…
この授業も今回を含めてあと二回になりました。今回で今までの議論をまとめて、最終回で「身体と意識」につなげていく、という予定になります。また緊急事態宣言が出て大学も月曜からまた閉鎖か?という状況で、日曜日までの三日間で建物内でやっておくこと…
今週は「PKの実験研究」について、です。リンク先の記事とこのノートは両方とも加筆中です。動的に進化していくのが電子媒体と紙媒体とは違うところですね。アップしてある教材には要点だけが書いてあります。リアルタイムの授業ですと、そこを口頭で補って…
さて本日、6月18日、金曜日の授業ですが、先週まではプラセボ効果や象徴的効果の話をしていたのですが、あらためて、テレパシーの話からつなげていって、もういちど、共時性(シンクロニシティ)というテーマを扱います。まずは「集合的無意識と共時性ーユン…
さて、今週はさらにくだけた口語調でお話しします。お話ししながら、後から書き換えたりしていますが、ふだん、教室でしゃべっているときはこんな感じです。掲示板の問答のほうも口語調ですが。Zoomで授業をやろうかなとも思うのですが、少人数のゼミは対話…
さて今週は「実験心理学と統計的仮説検定」に書いたことをテーマとする。じっさいに「心理学」という学問にふれてみると、統計学の話ばかりが出てきて驚くかもしれないが、これは、心という目に見えないものを科学的に研究するために、心理学が物質科学以上…
心という、物質ではないものを、物質と同じように、自然科学的な方法で研究する、心理学という学問がいかに成立してきたか。心理学という学問の歴史は、あまり古くない。せいぜい、百年か、二百年である。もともと、ヨーロッパでは、人間の心や魂の問題は、…
hirukawa.hateblo.jp 承前。 音声と文字 心理学の歴史 睡眠 心理学講義 昼 緊急事態と会議 夜 音声と文字 音声言語を止めて、文字言語だけで暮らしてみると、脳はどうなるのか。実験の開始。ブローカ野とウェルニッケ野がまったく別の領野に局在し、進化して…
先週、初回は全体の展望で終わってしまったが、「脳の中の幽霊」という話はどうなったのだろう。今週は、その話をしたい。心という、物質ではないものを、物質と同じように、自然科学的な方法で研究する、心理学という学問がいかに成立してきたか。心理学と…
さて「不思議現象の心理学」の授業、今日が初回です。教室で、口でしゃべる代わりに、口語体の文字で書きます。ところどころ、日本語としておかしいところもありますが、それも講義口調ということで、御理解ください。今日は、初回なので、ざっと全体を見わ…
「心物問題 mind matter problem」は、あまり使われない用語である。むしろ哲学においては「心身問題 mind body problem」(あるいは逆に身心問題)という言葉で多くの問題が語られてきた。しかし、この用語は、問題をむしろある特定の領域に制限してしまう…