2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「人類学B」2021/11/30 CE 講義ノート

さて前回は、インドネシアのバリ島における象徴的な二元論、双分法という話題でした、これが唐突でわかりにくいということであれば「文明社会の神話的思考」という角度から考えてみれば、わかりやすいだろうか、ということです。どうやらヒトの脳はデジタル…

「身体と意識」2021/11/26 CE 講義ノート

「精神展開薬」について議論できればと思いつつ、後回しになって、毎週のスケジュールが前後しています。日本や西洋には、こういう薬物や薬草を使う文化的伝統もありませんし、なかなか身近にない薬物ですから、当然、使ったことがない人も多いわけでして、…

「身体と意識」2021/11/19 CE 講義ノート

先週は疲れていて講義ノートを書きかけで眠ってしまいましたが、リンク先の記事「臨死体験」はかなり分量があったので、今週もこれを資料にしようと思います。この記事で、全身麻酔の体験談を引用させていただいた作家で僧侶の故・瀬戸内寂聴尼の訃報を受け…

「人類学B」2021/11/16 CE 講義ノート

前回は「象徴としての世界 −バリ島民の儀礼と世界観− (改訂版)」の前半部分を議論するということでした。この文章は長いので、今回は後半についての議論ということにしたいと思います。「儀礼の象徴性」よりも下の部分です。これだけでもたっぷりの分量で…

「身体と意識」2021/11/12 CE 講義ノート

大学内外、公私にわたり多忙にて、かなり疲れてしまい、夕刻のゼミの後は、ずっと寝込んでいました。目覚めると四時。そして情念と解脱の女流作家、瀬戸内晴美→瀬戸内寂聴が99歳で遷化されたという知らせを受けました。5年前、寂聴尼が全身麻酔を受けて臨死…

「人類学B」2021/11/09 CE 講義ノート

人類学の授業も、自然人類学から文化人類学へと話題を移していきます。自然の一部、動物としての人間という側面から、文化を持ち、文化の中で生きる人間という側面へ、という議論です。わかりやすい例としては、生物としての生殖と、文化的な仕組みとしての…

「身体と意識」2021/11/05 講義ノート

最初からお断りしておきますが、今回はパソコンの音声入力を使ってしゃべったことを文字に起こしています。ですからかなり文章がおかしいのですがそういうことです。いま文字に起こしたものにもう一回手を加えてみましたが、ひらがなにしたほうがいいのが漢…