今週は「PKの実験研究」について、です。リンク先の記事とこのノートは両方とも加筆中です。動的に進化していくのが電子媒体と紙媒体とは違うところですね。
アップしてある教材には要点だけが書いてあります。リアルタイムの授業ですと、そこを口頭で補っていくのですが、掲示板授業だと、なかなか難しいところです。しかし、掲示板だと質問もしやすいようで、そこは掲示板の良さですね。
スプーン曲げなどの話をしてきましたが、心の力で物質を動かしたり、変化を与えることができるか、という話です。この不思議な現象のことをお話しするのが、この授業の中心的なテーマなのですが、ニセモノに騙されないようにしよう、疑似科学に注意しよう、という、ワクチンを打って免疫をつくってから本題に入ろう、という準備が長くなりすぎてしまいました。今月は本題を詰めていって結論に持って行きます。
乱数発生器を使った、いわゆるmicro-PKの実験なのですが、これこそが、私じしんが、十年前、二十年前ぐらいに、前人未踏の分野を試行錯誤しながら研究してきた、思い入れの強い研究分野であるがゆえに、簡単にまとめようとすると、うまくまとまりません。教材ページも、後半のほうがうまく書けないのですが、それは、必死に研究してきたがゆえに、かえって短くまとめることが難しいのです。この研究のことで取材を受けてテレビに出たこともあり、そのときの映像もDVDにしたものをもらって、手元にあるのですが、教室授業なら教室で上映できるのですが、オンラインだと、そういう簡単なことが、意外に難しいですね。
リンク先からさらにリンクを張っておきましたが、2004年にブラジルの大学に招聘されて現地の宗教儀礼を調査していたころの話を「世界を夢見ているのは誰か」というエッセイに書きましたが、これはパスワードなしでも読めますか?物理学の細かい話になっていくとややこしいのですが、ブラジルで興奮しながら調査していたころの雰囲気でも感じてもらえるかと思います。興奮しすぎて自分で自分に酔っているところもありますが、そこは差し引いてください。超心理学というよりは文化人類学の話題になってしまうのですが「ブラジルの都市で混交する宗教文化」というページの、さらにリンクを辿ると、その先に、写真をいろいろ載せておきました。ブラジルというと暑いところで色の黒い人たちが踊っているというイメージがありますが、私が行ったクリチバという高原都市は、涼しくて日系人の多いところでした。
心理学の授業なのですが、量子力学がどうしたとか、難しい物理学の話が混じってきたりしますが、私じしんにも専門的知識のない分野です。ただ、超能力や超常現象なども、研究の最先端では、最先端の理論物理学や、そういうところとも関係してきている(らしい)という、雰囲気だけでも理解してもらえれば、と思います。