蛭川研究室

蛭川立の研究と明治大学での講義・ゼミの関連情報

「人類学A」2021/04/27 講義ノート

hirukawa.hateblo.jp
承前。

先週は脳神経系の構造についての話だったが、向精神薬のはたらきを理解するだけなら、じつは、脳の構造についての知識はあまり必要ではなく、もっぱらシナプスとレセプターの話で事足りてしまう。むしろ、レセプターのタンパク質をコードする遺伝子といった、より分子生物学的な、ミクロな方向に向かっているのが、現在の神経科学のパラダイムでもある。

講義ノートとはいっても、蛭川が口語で話をするのは、リアルタイムディスカッション掲示板上であって、講義ノートと題しているが、むしろ、このページのコンテンツを読んでほしい、という、リンク集である。

神経伝達物質

神経伝達物質と向精神薬
(とくに引用した動画が、神経伝達についてのわかりやすい説明になっている。)

向精神薬

向精神薬の分類 ー民俗分類と医学的分類ー
向精神薬の呼称
精神展開薬(サイケデリックス)
共感薬(エンタクトゲン)
覚書:大麻の文化についてのメモ

次回、来週は休みで、再来週は、向精神薬の分類を踏まえた上で、それが世界各地の文化の中で、どのように使用されてきたかという、文化人類学的な話題に入っていく。

(授業時間までに、多少、加筆修正します。)