蛭川研究室

蛭川立の研究と明治大学での講義・ゼミの関連情報

2021年度の研究教育活動

東京都では、4月25日より、3回目の緊急事態宣言が出されました。

新年度、4月1日から、基本は大学の建物内で教育・研究活動を行うべく、レベル1に引き下げられた明治大学活動制限指針も、またレベル2に引き上げられました。緊急事態宣言が解除されれば、またレベル1に戻す予定ですが、解除が予定どおり5月11日なのか、また延長されるかは、わかりません。

明治大学における研究教育活動について、最新情報は「新型コロナウイルス感染症に係わる本学の活動状況、感染予防対策、入構制限措置等について」をごらんください。

明治大学での授業について

蛭川担当の講義科目ですが、2020年度は「教材はWEB上にアップしておく」と「授業時間中は掲示板でリアルタイムディスカッションを行う」の組み合わせにしたところ、大教室での講義ではありえなかったほどの、活発な議論が起こり、これは想定外の出来事でした。それゆえ、2021年度の講義も、同じ形式で続けます。(ただし、感染状況次第では、教室での講義の可能性も考えています。)

ゼミナール科目については、履修人数が少なく、ほぼ個別指導なので、必要に応じて、遠隔通信、教室、あるいは研究室など、個々に柔軟に対応していきます。

授業の曜日や時間については「2021年度蛭川担当科目」をごらんください。

研究室の使用について

2019年度までは、研究上での打合せは研究室で行っていましたが、それも、今年度からは、状況をみながら再開していきます。研究室には書籍や世界各地から持ち帰った資料があるので、打ち合わせや議論には便利なのです。

また、研究棟の会議室を使って研究会を行うことも、やはり状況をみながら再開していきます。

研究室内で簡単な飲食ができるようにしてからは、喫茶店や飲食店で仕事上の打合せをすることも、ほとんどなくなりました。研究室だと、資料がありますし、また、周囲の音や時間制限を気にしなくてもいいという利点もあります。

自宅にいても研究室にいても、右手でマウスをクリックしながら左手で軽食を頂くという、いささかワーカホリックな生活スタイルを続けてきました。研究室が居心地のいい場所になるほどに、個人的にも大学の外で飲食することは、ほとんどなくなりました。

今となってみれば、来客にせよ、学生さんたちにせよ、不特定多数の人が出入りする喫茶店などで話をするよりも、研究室内にペットボトル飲料を持ち込んで議論をするという方式が、感染防止にも役立つことにも気づきました。

研究室の入り口での検温や消毒等々、衛生的な対策も強化しつつ、また皆さんとじっくり議論できるのを楽しみにしています。

オンライン化の積極的な意味

大学のほうでは、建物内に学生が入れないという異例の困難な事態が続きましたが、授業をオンライン化して良かったこともありますから、その利点は、今後も発展させていきたいものです。

たとえば、大教室での講義ですが、教室での講義ですと、私が一方的に話をして、意見も質問も出ないで終わる場合がほとんどでした。それが、2020年度は、リアルタイムディスカッション掲示板方式にしたところ、授業時間中に議論が起こり、これは予想外の進歩でした。こうしたノウハウは、今後も活かしていきたいと考えています。



なお「新型(コウモリ)コロナウイルス感染症の流行状況と対策」もごらんください。

CE2021/02/07 JST 作成
CE2021/05/02 JST 最終更新
蛭川立