蛭川研究室

蛭川立の研究と明治大学での講義・ゼミの関連情報

「問題発見テーマ演習」 2023年度 概要

春学期

問題発見テーマ演習A

問題発見テーマ演習Aでは、人類学と意識科学の基礎を学ぶ。二十年前の出版になるが、拙著『彼岸の時間ー〈意識〉の人類学ー』を輪読する。すでに絶版になっており古書でも価格が上昇している。パスワードで保護されたブログのページに「彼岸の時間ー〈意識〉の人類学ー」(ブログ内記事)をアップしてあるので、こちらからもテキストが参照できる。

また、この本の内容の一部を切り出し、カラー写真や動画を加えて大幅に加筆修正し、別記事として編集する作業を進めている。

日程 内容 担当者
04/13 全体の展望
04/20 第1章:他界への旅 山田賢
04/27 第2章:象徴としての世界
05/04 (休講)
05/11 第3章:穢れた女の聖なる力 嶋津拓幸
05/18 第4章:巫女という対抗文化 平田絢音
05/25 第5章:ルサンチマンと権力 ありさ河野由佳

受講者名簿

受講者は20名なので、1回の演習で2人以上の発表を行う回が必要になる。

2年01組004番 池上帆士郎(イケガミハンシロウ)
2年01組058番 米谷瑠桐(ヨネヤリュウキ)
2年02組023番 佐藤大智(サトウダイチ)
2年02組025番 嶋津拓幸(シマヅヒロユキ)
2年03組011番 植野和樹(ウエノカズキ)
2年03組018番 ありさ(カンアリサ)
2年03組052番 柳澤佳吾(ヤナギサワケイゴ)
2年04組020番 河野由佳(コウノユイカ)
2年04組024番 塩見晃紀(シオミアキノリ)
2年04組037番 平田絢音(ヒラタアヤネ)
2年05組014番 小林葵(コバヤシアオイ)
2年06組046番 丸隼磨(マルハユマ)
2年07組025番 坂口航輝(サカグチコウキ)
2年08組020番 叶多麟太郎(カノウダリンタロウ)
2年08組034番 田村隆之介(タムラリュウノスケ)
2年08組041番 林大翔(ハヤシダイト)
2年08組045番 紅谷圭佑(ベニヤケイスケ)
2年08組046番 本多怜音(ホンダレオン)
2年08組052番 森翔梧(モリショウゴ)
2年09組022番 近藤弘基(コンドウコウキ)

秋学期

問題発見テーマ演習B

オーシェイ, M.・山下博志(訳) (2009). 『1冊でわかる 脳』岩波書店.(O'Shea, M. (2005). The Brain: A Very Short Introduction. Oxford, Oxford University Press.)

ブラックモア, S. ・篠原幸弘・筒井春香・西堤優(訳) (2010).『1冊でわかる 意識』岩波書店.(Blackmore, S. (2005).Consciousness: A Very Short Introduction. Oxford, Oxford University Press.)

イギリスで出版されている人文科学系の超小型入門シリーズ「A Very Short Introduction」は、日本語では「〈一冊でわかる〉」シリーズとして翻訳されている。このうち「脳」と「意識」の二冊をテキストにして輪読する。全体として、脳の化学から、知覚や認知、意識と自我、そして夢や変性意識状態へと議論を進める。

予備知識は必要ないが、高校生ていどの生物学の知識があれば、なおよい。

一冊でわかる脳
09/21 脳を考える
09/28 体液から細胞へ
10/05 脳の中の情報伝達
10/12 ビッグバンからビッグブレインまで
10/19 感覚・知覚・行為
10/26 記憶はこうしてできる
11/02 (休講)
一冊でわかる意識
11/09 なぜ意識は謎なのか
11/16 人間の脳
11/30 時間と空間
12/07 壮大な錯覚
12/14 自我
12/21 意識的な意志
11/11 変性意識状態
11/18 意識の進化


  • CE2022/12/05 JST 作成
  • CE2023/05/19 JST 最終更新

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