蛭川研究室

蛭川立の研究と明治大学での講義・ゼミの関連情報

【覚書】療養メモ

旧館から新館への移転

こちらに新しいブログを開設し「蛭川研究室新館」としたのが、睡眠障害をこじらせて休職となった2019年の5月だった。

hirukawa.hatenablog.jp

かつて研究教育用資料置き場として使っていたブログは「蛭川研究室旧館」として私的なメモの置き場にしていたのだが、アップした写真がこちらのブログと共有できないのが難点であった。

はからずも2022年度は再度の休職となってしまい、旧館には、4月から始めた食事療法の日誌を書きつづけてきたのだが、そこにアップした記事や写真にも当事者研究として学術的にも意味がありそうな内容も多い。必要な部分は切り取ってこちらの新館に移動させてきたが、テキストはコピペできるが、アップした写真だけは移動できないことに気づいた。

そこで、養生日誌をこちらの新館に移動させることにした。この新館のブログも、当初は内容を整理するために資料集や覚え書きなどの複数のスレッドに分けていたが、統一したほうがタグで分類しキーワードで検索するのに便利だと気づいた。ハイパーテキストの本性はツリーではなくリゾームなのである。

2022年6月10日(金)

腹囲測定巻尺

メタボリックシンドロームと睡眠時無呼吸の治療をつづける。ようするに中年太りでイビキがひどい、ということなのだが、それに「症候群」のように名づけて「医療化」すると、それは治療されるべき異常となる。


かつてはよく病院で流通していた製薬会社の販売促進グッズも中古でしか見かけなくなった。ただキティちゃんをデザインしたボールペンだと面白くないが、メタボリックシンドロームを治療するための薬と計測グッズがセットだというのは、睡眠薬と枕のセットのように意味のある組合せである。患者向けにオマケにつけてくれればいいのに、と思う。

グリーンラッシュ

一昨年にアヤワスカ・アナログ裁判が起こってから、薬物規制の法的側面について学ぶことになったのだが、この「サイケデリックルネッサンス」と同時並行的に、大麻の世界では「グリーン・ラッシュ」が急速に進んでいる。

hirukawa.hateblo.jp

この件は、上の記事に加筆修正したが、昨日はタイが合法化に踏み切ったという。大麻を犯罪のように取り締まるのはおかしい、むしろ心身の健康に役立つ、ということは何十年も前から言われていたことなのだが、ビジネスや税収という経済的な力でパラダイムは急にシフトするのだということを思い知らされる。科学は合理的に進歩しない。

酒は万病の元

何かと大麻と比較になるアルコールだが、酒の唯一といっても良い長所は、味が美味しいということである。それ以外に良いことはない。

肝臓に悪いほか、たとえばガンになる確率も上がるという。

https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXZZO6010090008062020000000-PN1-3.jpg?ixlib=js-2.3.2&w=599&h=412&crop=focalpoint&fp-x=0.5&fp-y=0.5&fit=crop&auto=format%2Ccompress&ch=Width%2CDPR&s=eb81d13a836ad93e669b9c83b78ea609
日本人のがんリスク お酒の影響が一番大きい部位は?|NIKKEI STYLE

記録の地層を発掘する

2022年度は、大学での仕事を減らしているが、代わりに過去の研究資料を発掘している。とくに過去に撮影した写真や動画が大量にあり、ほとんどが眠ったままである。大学院生のころ、最初の「海外旅行」で台湾の原住民の村を訪ねたのが1992年で、それから三十年間の資料が埋もれている。これを2019年から逆順に、新しい地層から順に発掘している。まずは、2018年まで遡った。

素粒子

緊急事態宣言が出る前、2019年度には、国立天文台KEKの一般公開にも足を運んだものだった。

KEKで手作りの霧箱を作ったことも思いだした。

www.youtube.com

それから、日付不明のノートが出てきた。

原子核を回る電子の軌道を、パウリの排他律にもとづいて整理して、より一般的な周期律表を作ろうとしていたことがあったが、高校生のころだったか、予備校生のころだったか。

筆跡が自分の物ではないような気もする。はてさて?

大学での研究教育活動からはちょっと脇道にそれるが、こういう画像を仮置きして整理していくのにもブログは役に立つ。

2022年6月11日(土)

カンナビノイドとそのアナログ

引きつづき、カンナビノイド関連の情報を収集。HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)の流行に引きつづき、CBN(カンナビノール)、CBG(カンナビゲロール)、THCV(テトラヒドロカンナビバリン)、そしてTHC-O(テトラヒドロカンナビノール・アセテート)と、次々にマイナー・カンナビノイドが流通し始めている。

体験して体感して推測するかぎりは、CBD < CBN < CBG < HHC

2022年6月12日(日)

体重と体脂肪率は、目標達成を直前にして、やや上昇。
ファイヤークリニック新宿院で採血。ゼニカル120mgを追加で5錠処方してもらう。
www.fire-method.com
食前に服用するとリパーゼの働きを阻害し、摂取した脂肪分の約30%を排出させるという。じっさい、便とは別にラー油のような脂肪がそのまま排泄されて驚くことがしばしばであった。

2022年6月13日(月)

食事制限を始めて二ヶ月強、体脂肪率はようやく目標の23.0%ちょうどとなった。誤差はあるけれども、順調に線型的に目標は達成した。あとは、リバンドしないように水平を維持すること。

モンゴルのことを思い出しつつ、ブログの記事をまとめなおす。
hirukawa.hateblo.jp



記述の自己評価 ★★★☆☆
(つねに加筆修正中であり未完成の記事です。しかし、記事の後に追記したり、一部を切り取って別の記事にしたり、その結果内容が重複したり、遺伝情報のように動的に変動しつづけるのがハイパーテキストの特徴であり特長だとも考えています。)

  • CE2022/06/10 JST 作成
  • CE2022/06/13 JST 最終更新

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