蛭川研究室

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「身体と意識」2021年度 秋学期 期末レポート課題

授業で扱ったような変性意識体験、たとえば臨死体験明晰夢や、あるいはVR体験などを2個挙げ、それぞれの体験・現象の概略を記述し、そのメカニズムや意味を論理的に解釈してください。体験・現象の内容と解釈は混ぜて書かずに別個に記述してください。また、解釈については、どのような仮説・学説を用いても、どのような結論になってもかまいませんが、議論が、既存の研究をふまえた上で、論理的に展開されていることを評価します。



春学期の「不思議現象の心理学」を履修した人は、設問が類似しておりますゆえ、同じ体験を繰り返して解答しないでください。また、特殊な体験だからといって高い評価をすることはありません。日常的な、小さな出来事でもかまいません。たとえば、寝ているときに見る夢も、変性意識状態で体験する特殊な仮想現実です。

なお、体験内容については、必ずしも自分が体験したものでなくてもかまいません。他人が体験したものでもかまいませんが、ただし、間接的に聞いた噂話や、本に書いてあったことや、テレビで見たことなどは除きます。自分じしんの体験か、他人の体験かは、答案用紙に○をつけて、明記してください。そして、もし、差し障りがなければ、体験した人の、おおよその年齢(体験時の年齢、現在の年齢)、性別、その他、職業や国籍などの属性を書いてください。もちろん、書きたくない、わからない、という場合は、書かなくても、成績評価とは関係がありません。

このような細かいお願いをするのは、成績評価のためというよりは、むしろ、皆さんに解答してもらった貴重な内容を、ただ試験の答案として眠らせておくのではなく(個人情報は特定できない形で集計し)、分析して研究し、また、来年度以降の授業の題材としてフィードバックするためです。どうかご理解ください。ほんとうは個々の答案にすべてコメントをお返ししたいのですが、受講者数が多いとそういうわけにもいきません。しかし、フィードバックはブログの記事に反映していきますし、今後も自由に閲覧できます。



別途添付した、Microsoft Word形式のファイル二個のそれぞれに、学生番号、氏名、所属学部と学科、年・組・番号、提出日を記入し、解答してください。(採点結果の欄には何も記入しないでください。)

Webサイト、紙媒体を問わず、引用は、必ず引用部分と出典を明記してください。

なお、例年、講義の感想をひと言、書き添えてくれる人がおります。成績評価には反映しませんが、歓迎します。

提出受付期間は、日本時間で西暦2022年1月24日(月曜日)の00時00分から、1月27日(木曜日)の23時00分までとします。(機械で処理する都合上、1秒でも遅れると受け付けられません。23〜24時ごろにはアクセスが殺到し回線が遅延する可能性があるので、早めの提出をお勧めします。)

その他、FAQの「期末レポートについて」に、問題になりそうな点を列挙しておきました。ご一読ください。それでも疑問がある場合には、上記サイトにあるアドレスに、メールでお問い合わせください。



CE2022/01/22 JST 作成
CE2022/01/23 JST 最終更新
蛭川立