人類の進化や歴史上の事件の背景で気候変動が大きな影響を及ぼしたと考えられている。
地球全体の気候は大きく変動してきた。地球全体が氷に覆われる、全球凍結が少なくとも2回、起こったと推測されている。
過去5億年の気候変動。2050年、2100年の値は推計値[*2]
新生代(6500万年前以降)は全体的に氷河期に向かう寒冷化の時期であり、人類の祖先が縮小する熱帯雨林を出てサバンナで二足歩行をするようになったのも、こうした寒冷化の影響があった。
より短い時間のスケールでみると、過去100万年ほどの間に、氷河期と間氷期が繰り返されてきたことがわかる。これは、太陽と地球の位置関係が周期的に変わることによって説明されている。7〜1万年前のヴルム氷期(最終氷期)は現生人類がアフリカを出て世界各地に拡散していった時期と重なっている。
その後の間氷期(つまり現在に至る時代)には気温の上昇とともに海水面が上昇した。日本では縄文海進期に相当する。
日本でいえば平安時代ぐらいに温暖な時期があり、その後、ふたたび氷河期に向かう気温の低下が起こっている。
太陽黒点の観測が始まった後では、17世紀に小氷期があったと推定されているが、日本では江戸時代に飢饉が起こった時期でもある。
1970年以降、太陽の活動は低下し、ふたたび小氷期が来る可能性が議論されてきたが、その後、気温は太陽の活動とは関係なく上昇し続けている。人為的な二酸化炭素の増加によって温暖化が起こっているという説が有力になりつつある。
記述の自己評価 ★★★☆☆ (つねに加筆修正中であり未完成の記事です。しかし、記事の後に追記したり、一部を切り取って別の記事にしたり、その結果内容が重複したり、遺伝情報のように動的に変動しつづけるのがハイパーテキストの特徴であり特長だとも考えています。)
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CE2024/01/24 JST 作成
CE2024/01/24 JST 最終更新
蛭川立
*1:Chematels (2022).「地球46億年史には「全球凍結」時代も【脱炭素社会への「本質」理解 第6回】」(孫引き)
*2:「File:All palaeotemps.png」『Wikipedia』(2024/01/29 JST 最終閲覧)
*3:八百屋長兵衛 (2019).「【縄文海進】7千年前から9千年前の縄文時代の急激な気温上昇」(2020/05/14 JST 最終閲覧)