蛭川研究室

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オレゴン州シロシビンサービス訪問記 本編

この記事には医療・医学に関する記述が数多く含まれていますが、個人の感想も含まれており、その正確性は保証されていません[*1]

この記事は特定の薬剤や治療法の効能を保証するものではありません。個々の薬剤や治療法の適法性については、当該国または地域の法令を考慮してください。

hirukawa-notes.hatenablog.jp
承前。

オレゴン・モデル

オレゴン州では2023年*2]から「サービスセンター(service center)」内でのシロシビンの合法的使用が始まった。

シロシビンはスケジュールⅠの規制薬物であり、所持、施用、売買等は違法である。スケジュールⅠの物質は医療用の使用も認められていないが、サービスセンター内での使用は医療や宗教という目的外で認められている。使用に付き添うファシリテーター(facilitator)は医師、看護師、心理師のような臨床的な資格ではない。

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アメリカにおけるシロシビン・キノコの法的規制。灰色と水色の州は違法。青い点は非犯罪化した市区町村。紺色は非犯罪化に加えて免許制により合法化した州[*3]

全米ではまずオレゴン州がシロシビン・マッシュルームの公式サービスセンターを認可し、コロラド州が後を追っている。

違法薬物の個人使用を非犯罪化したオレゴン州では、オピオイドの乱用が広がり、2024年9月より、また再犯罪化された。大麻はすでに違法薬物のリストから外され、アルコールやタバコと同じ扱いになっている。

問題となっているのはフェンタニルなどのオピオイドが主であり、シロシビンなどのサイケデリックスについては事実上の容認が続いている。そのため、サービスセンターでシロシビンを使用するのは、完全に合法で安全に使用したい高所得者層、州外・国外からの来訪者が多い。

2024年8月・オレゴン

luminalifejourney.com
Naoko Bishopさんが2024年春から始めたシロシビン・リトリート「Lumina Life Journey」

旧知のナオコ・ビショップさんがファシリテーターの資格を取り2024年6月に開業したと聞き、8月にオレゴン州渡航し、じっさいにシロシビンサービスを受けてみた。

準備セッション

渡航前に問診票に記入し、zoomによる準備セッションを受ける必要がある。

2024年8月20日

2024年8月21日

2024年8月22日

2024年8月23日


2024年8月24日

2024年8月25日

2024年8月26日



2024年8月27日

2024年8月28日

2024年8月29日

2024年8月30日

2024年8月31日


(Xにポストした投稿を貼りつけながら内容を整理しています・・・)

記述の自己評価 ★★★☆☆
(つねに加筆修正中であり未完成の記事です。記事の後に追記したり、一部を切り取って別の記事にしていますが、遺伝情報のような冗長性がハイパーテキストの特徴であり特長だとも考えています。)

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  • CE2024/08/20 JST 作成
  • CE2024/09/13 JST 最終更新

蛭川立

*1:免責事項にかんしては「Wikipedia:医療に関する免責事項」に準じています。

*2:出典未確認

*3:Psilocybin decriminalization in the United States - Wikipedia