蛭川研究室

蛭川立の研究と明治大学での講義・ゼミの関連情報

「不思議現象の心理学」2024年度 春学期 期末レポート課題

授業で扱ったような変性意識体験、たとえば共時性や不思議な夢などを2個挙げ、それぞれの体験・現象の概略を記述し、そのメカニズムや意味を論理的に解釈してください。体験・現象の内容と解釈は混ぜて書かずに別個に記述してください。また、解釈については、どのような仮説・学説を用いても、どのような結論になってもかまいませんが、議論が、既存の研究をふまえた上で、論理的に展開されていることを評価します。


特殊な体験だからといって高い評価をすることはありません。日常的な、小さな出来事でもかまいません。たとえば、寝ているときに見る夢も、いっしゅの幻覚体験です。

なお、体験内容については、必ずしも自分が体験したものでなくてもかまいません。他人が体験したものでもかまいませんが、ただし、間接的に聞いた噂話や、本に書いてあったことや、テレビで見たことなどは除きます。自分じしんの体験か、他人の体験かは、答案用紙に○をつけて、明記してください。そして、もし、差し障りがなければ、体験した人の、おおよその年齢(体験時の年齢、現在の年齢)、性別、その他、職業や国籍などの属性を書いてください。もちろん、書きたくない、わからない、という場合は、書かなくても、成績評価とは関係がありません。

このような細かいお願いをするのは、成績評価のためというよりは、むしろ、皆さんに解答してもらった貴重な内容を、ただ試験の答案として眠らせておくのではなく(個人情報は特定できない形で集計し)、分析して研究し、また、来年度以降の授業の題材としてフィードバックするためです。どうかご理解ください。ほんとうは個々の答案にすべてコメントをお返ししたいのですが、受講者数が多いとそういうわけにもいきません。しかし、フィードバックはブログの記事に反映していきますし、今後も自由に閲覧できます。

なお、例年、講義の感想をひと言、書き添えてくれる人がおります。成績評価には反映しませんが、歓迎します。「体育会○○部」など、授業や解答とは無意味なことは書かないでください。


提出方法や提出期限については、別途「Oh-o!Meiji」を通じてお知らせします。


CE2024/07/22 JST 作成 CE2024/07/25 JST 最終更新 蛭川立