資料サイト
フーコーの著作とその邦訳については、以下のサイトに詳しくまとめられている。
- 立岩真也「Foucault, Michel ミシェル・フーコー」
- 「ミシェル・フーコー」『ameqlist 翻訳作品集成(Japanese Translation List)』
研究室の蔵書
日本語に訳出されている主要著作はだいたい所蔵している。
主要な著作
『性の歴史』は、よくある性風俗の社会史ではない。西欧近代社会がセクシュアリティという領域をいかに囲い込んできたかという思想書である。
とくに『性の歴史』の第一巻のみフランス語原書を所蔵しており、折りに触れて原文を参照している。
フーコーの著作は、たとえば『狂気の歴史』など、そこに書かれている歴史的記述が史実に反しているということで批判されることが多いが、それは差し引いても、思想としては重要である。
その思想はシンプルだが、晦渋な文体がかえってそのシンプルさを邪魔している。(もっとも、これはフランス現代思想の全般の傾向ではあるのだが。)
*2:De_Lorean (2015).「フーコーコレクション 目次一覧」『自由帳』