スマートフォンには加速度を検知するセンサーが内蔵されており、うまく応用することで睡眠の状態を記録できる。
「Sleep Cycle」は、身体の振動からレム睡眠を検知し、最後のレム睡眠の段階でアラームを鳴らす仕掛けのアプリである。
西暦2016年1月30日〜31日の蛭川の睡眠
約7時間(420分)の睡眠の中で、5回のサイクルが繰り返されているから、平均すると周期はおよそ85分である。通常、ノンレム睡眠の深さは徐々に浅くなってから目覚めるのだが、このグラフでは朝になるにつれて眠りが深くなっているようにみえる。これが睡眠相後退症候群の症状なのか、センサーの精度が低いのかは不明である。
その後のバージョンアップで、マイクから拾った音からも睡眠のサイクルを記録できるようになった、また、いびきを自動録音することで睡眠時無呼吸症候群の程度を調べることもできる。
西暦2019年5月16日の深夜から朝にかけての睡眠の記録
2時20分から7時20分までの5時間(300分)に4回のサイクルが繰り返されているので、平均周期は75分となる。ノンレム睡眠が徐々に浅くなって目覚めるというグラフになっているのは、睡眠相後退症候群が改善したなのか、あるいはアプリの感度が上がったからなのか。
CE2019/10/04 JST 作成
CE2021/07/04 JST 最終更新
蛭川立