ふだんは、研究指導や来客との話は、明治大学の研究室で行っている。資料があること、周囲を気にせずにゆっくり話せるというメリットがある。
もちろん、遠隔通信でもできることはできるのだが、資料を見ながら話すのが難しい。
研究室の外で
6月に入って、喫茶店などは再開しつつあるが、大学には教員じしんが研究上必要なときにしか入れないという制限が続いている。
喫茶店などで話をする場合についての注意事項をまとめてみた。
まず、混雑しているお店は避ける。周囲のお客さんとは距離をとる。
ウイルスは、唾液や鼻水などから感染するというから、マスクをする、飲食はしない、という点を心がけるのが良い。事前にヨード系の消毒薬でうがいをするのもよい。
喫茶店の場合、飲食物を注文しないわけにはいかないのだが、フタのついたカップからストローで飲むタイプの飲料なら、お互いの飲み物に唾液が入らないだろう。
たまたま手などの皮膚が接触してしまうかもしれないが、それ自体は問題ではなかろう。この場合、自分でアルコール消毒薬を持参して、まめに手を拭くのが良い。
インターネット環境
気候の良い季節になってきたから、天候がゆるせば、公園のベンチなどで話をするのもよいだろう。お店と違って、周囲の人に話を聞かれる心配がない、というメリットがある。これは研究室でも同じである。
紙の資料以外に、ネット上の情報が見られると便利である。スマホだと画面が小さい。ノートPCやタブレットを使う場合には、Wi-Fiが飛んでいる環境が良いが、スマホ経由でテザリングすることは可能。
下半身の問題
呼吸器の疾患だというイメージがあるが、消化器の問題もあり、下半身の問題も考慮しなければならない。
これは会う相手とは直接関係のない一般論だが、トイレを使うたびに消毒しているお店は少ないだろうが、自前で次亜塩素酸系の洗剤を持ち歩いていて、使用前、というよりは、使用後に噴霧してから流すという方法がある。手を洗うのはもちろんだが、これも、用を足した後、というよりは、用を足す前に手を洗うのがよいだろう。
下半身問題のついでに、これも公的な関係にある場合には関係のない一般論だが、性行為で感染する可能性も指摘されている。ただし、それ以前に、唾液と唾液が直接接触することが多いので、そのほうを気をつけるのが先だ、と言われている。この点については、ここで詳述する必要はなかろう。
余談ながら、ラテン系社会などでは、挨拶として(男性と男性以外は)頬にキスをするという習慣があるが、日本では考えなくてもよい問題である。下半身といえばもっと下のほう、日本人は家に入るときに靴を脱ぐ習慣があったり、あんがいそういうことが大事なのかもしれないとも思う。