蛭川ゼミ紹介動画

2020年度より蛭川ゼミが復活します。まず、新3年生の募集にあわせて、明治大学情報コミュニケーション学部の「ゼミナール紹介動画」のページに、蛭川ゼミの紹介動画もアップされました。


蛭川立 問題分析ゼミナール

映像が作成されたのは2年前の2017年です。当時ゼミの3年生だった平井萠菜さんが、インドネシアのバリ島から現地調査の様子を生中継している様子を中心に作られています。

三年生のゼミのテーマを「人類学と意識研究」としておりますが、その二つの視点を織り込んでいます。

冒頭は、バリ島の憑依儀礼、サンギャン・ジャランです。男性に馬の霊が憑依し、火渡りが行われます。ギアニヤール県ボナ村で行われている観光用のパフォーマンスなのですが、観光化されているのにもかかわらず、当人は本当に解離トランス状態に入っています。これは、観光化が進んでも内容が失われないか、あるいはさらに発展するバリ島の儀礼文化の特徴です。そのことを、平井さんがLINEの通話機能を使ってレポートしています。場所は、ギアニヤール県プリアタン村の、ユリアティ・ハウスです。バリ島の伝統文化を研究する、とくに日本人の拠点になっている場所でもあります。

もちろん「馬の霊が憑依する」というのは、ひとつの文化的な解釈であって、その真偽は保留して、その意味を研究するのが、文化人類学の立場です。いっぽうで、本当に「霊」が「憑依」するのか、それが仮に幻覚・妄想であったとしても、どのような生理的なメカニズムで起こる体験なのかを研究するのが、意識研究・意識科学の立場です。



2019/10/27 JST 作成
2019/11/08 JST 最終更新
蛭川立